不妊の原因はミトコンドリアの減少?卵子と精子への影響

ミトコンドリア,不妊

ミトコンドリアは生命活動に必要なエネルギーを作り出す細胞内小器官です。

 

このミトコンドリアは年齢とともに減少しますが、それが不妊になってしまう原因にもなりえます。

 

どういうことかというと、卵子というのは生まれる前に卵母細胞で作り出されるもので、生まれた後は、どんどんと減っていくものです。
そして残った中から、閉経するまでに少しずつ排卵をしていきます。

 

しかも、数が減るだけでなく、質の劣化も加齢によって引き起こされるのですが、そこにミトコンドリアが関係しているのです。

 

ミトコンドリアはエネルギー源であるわけですが、卵子の活動にも大きく影響を与えており、もしも加齢によって数を減らしてしまうと、エネルギーの供給が少なくなってしまい、発育不良、染色体異常といった老化現象を引き起こしてしまいます。

 

質が下がると、どのような結果を招くのかというと、着床つまり受精をしにくくなったり、妊娠をしたとしても流産になりやすくなったり、というように不妊といわれる状態になってしまうのです。

 

もちろん、不妊となる原因がそれだけということではありませんが、対策を講じておいて損はありません。
このような状態を改善する事ができれば、老化を防げるだけでなく、すでに傷ついた部分の修復をして若返らせることも期待できます。

 

男性もミトコンドリアの減少で精子が衰える

ミトコンドリア,不妊

不妊というと、どうしても女性に問題があるということを考えがちですが、男性側に問題がある可能性も十分にありえます。

 

ミトコンドリアが卵子を活性化させるために必要不可欠な存在でありましたが、精子にとっても同様です。
性行為が行われて、精子が卵子のところまでいきつくためには、長い旅を経て他の競争相手に打ち勝たなければいけません。
そのためにも、よく動くことが望ましいのです。

 

どれだけ活発に動くかを運動率というのですが、それはオタマジャクシのような形の尻尾の部分の動きによって決まります。

 

そして尻尾を動かすためにはミトコンドリアから供給されたエネルギーが使われることになるのです。
ところが加齢やストレスなどによって、ミトコンドリアの数が減ってしまうと、エネルギー不足から運動率が極端に下がり、卵子のもとまでたどり着けなくなります。

 

受精が出来なければ、当然のことながら妊娠は出来ませんから、不妊ということになります。

 

運動率が良いのか悪いのか、ということは見た目ではわかりませんから、医療機関で行なう検査で調べる必要があります。
もしも動きが鈍いということであれば、不妊治療を行ってエネルギー不足を解消することになります。